2021.12.11  服部邦彦さん(大阪)

◎ニュースウォッチ9(NW9)( 月~金・午後900分~1000分放送 )

 モニター期間 2021年10月13日(水)~11月 1日(月)

【総合的な感想・コメント】

 ・選挙関連の総放送時間は 3時間1018秒。期間中毎日関連放送があった。(65秒~2525秒)

  夜のニュースだけで言えば民放の報道ステーション、NEWS23より多いが、絶対量は少ないと思う。

・各党の政策、主張や幹部の演説、行動などを数多く取り上げ紹介したが、番組としての突っ込んだ分析や問題提起は

 ほとんどなく伝えっぱなしになっている。きれいごとを並べているが実現性があるのかの分析や突込みが欲しかった。

・各党の紹介や幹部の演説・談話などの配分時間には大きな格差がある。

  総放送時間 自民 1128秒、立憲民主 95秒、公明 633秒、共産 544秒、維新 525秒、国民民主 55秒、

  れいわ新選組 235秒、社民 220秒、 NHKと裁判する‐‐‐党  217

  自民と他党との格差は最大約5倍ある。

  解散時点では各党議席ゼロなので、実績があるにしても格差が大き過ぎ 不平等である。 

・注目選挙区、激戦区を取り上げて状況を伝えたが、有権者の関心や注目にこたえる内容だったと思う。

 選挙結果を見てもいずれも僅差の勝敗であり激戦を裏付けた。

・投票率の低さを何度か伝え、特に若者の意見や行動も取り上げ、選挙への参加を呼びかけたのは良かったが、選挙戦の

 中身に触れて有権者の関心と投票への意欲を引き出し、投票行動に向かわせることができたか分析する必要があるのでは

 ないか。投票結果では前回を上回ったものの戦後3番目に低い投票率に終わった。

・選挙期間中、野党共闘について何度か取り上げ、共闘の行われた激戦区、注目区の状況も伝えたが、開票結果が判明した

 11月1日の放送では、自公の安定多数の確保、維新の躍進、ベテラン議員の相次ぐ落選などにスポットがあてられ、

 また、立憲民主の後退など野党全般が振るわなかったこともあり、野党共闘は十分な成果を上げられなかったと伝えたが、

 野党共闘したところでは4割が勝利し、敗れたところでも接戦だったこと、多くの野党議員が共闘を評価していることに

 触れなかったのは物足りなかった。

・NHK世論調査の結果を何回か紹介しているが国民の関心にこたえる面があるものの、投票行動に影響を与え誘導する

 役割もあるので、選挙期間中の世論調査結果の発表・報道は検討する必要があるのではないか。

・小室・眞子さんの結婚に、国民の関心が高く、他のメディアも大きく取り上げていたとはいえ、選挙期間中にトップ項目

 1回を含め5回も放送するのは、やり過ぎではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2021.11.13  小滝一志さん(東京)

◎10月30日(土)放送  TBS「報道特集」

             

 投票前日に、総選挙の争点を40分以上の時間を割いて丁寧に特集していた。

冒頭のナレーションで、「今度の総選挙は、安倍・菅政権の負の遺産をどう評価するか」とそのねらいを明確にして特集は展開された。

しかし現実は、キャスターが口々に語ったように、選挙運動でも報道でも「こうした現実が今回の総選挙の争点にされていない」。

「もしこのように争点を鮮明にした放送が各局で行われていたら、選挙結果は大きく変わっていたかもしれない」。

そんな印象を持つほど、争点を的確にとらえ、現実を深く取材した優れた総選挙報道だった。

              

                

2021.10.30  渋沢理絵さん(東京)

◎10月30日(土)放送 日本テレビ「ウェークアップ」

      

 10月30日(土)午前8時からの日本テレビ「ウェークアップ」を視聴した。

スタジオには司会の中谷しのぶ氏と野村修也氏、コメンテーターの岩田公雄氏、ゲストの森内浩幸氏がいらっしゃった。
番組では俳優たちが選挙に行こう、投票をしようと、選挙投票アピールの為の映像作品を紹介。

女優の橋本環奈さんが期日前投票で1票を投じたと伝えた。若者の投票率が下がっていることを投票率の推移のグラフから示した。
ノーユースノージャパンの能條桃子氏は「投票してもどうせ変わらないだろうとあきらめるのではなく、変えるために投票に行こう」と呼び掛ける。私は能條さんの開発したアプリをまだ詳しくはわかってないが、アプリを開くと、いくつかのカテゴリーで私たちの疑問が取り上げられ、説明されている。若者の声を吸い上げている能條さんを応援したい。

私も政治を語る若者は意識高い系の若者ではなく、普通の若者と思われたい。政治参加をもっと普通で当たり前なカルチャーにしたいという考えに賛同する。若者は自分に関係ないから、政治に無関心だから、投票に行かないのでは?とされているが、実は政治は自分達の生活に関係する部分はあると私は思う。決して無関係ではないと思う。私たち若者も政治に参加していく、意見をいうべきだと思う。今度の選挙は自分の意見を表明するいい機会だと思う。だから私は選挙に行きたい。
スタジオに戻り、コメンテーターの岩田氏が「今回の選挙は与野党の対立が明白で、投票率が下がっているなか、いつの時代も若者の投票率が低いが、自分達の未来を決める選挙に行ってほしい」と述べた。私もそう思う。

                 

           

2021.10.29  増田康雄さん(東京)

10月28日(木)放送 TBS「news23」

                      

キャスター 小川彩佳 国山ハセン 星浩

〇どうなる 同性婚 LGBT 「6分50秒」

 不動産業者 IRS代表 須藤代表 インタビュー

 「お客の9割、LBGTの当事者、7割同性カップル

 物件が少ない。名前、戸籍、性別が違う。ストレス。

 病院に行くのに行けない。普通に生きる、必要なもの望んでいる。

 救急車を呼ぶときに連絡先が彼の連絡先はみとめられない。

 自分たちの関係を認めてもらいたい。スピード感がない。

 非当事者間が強い。自分らしく生きる社会を望む」

〇ジェンダーなど多様性の「各党の政策」紹介

 星浩「選挙で争点となるのは初めてです。」

〇公示前の勢力 「1分10秒」

 自民276,公明29、立憲110,共産12、維新11、国民8、れいわ、社民ほか

 自民、過半数233,ライン・マイナス70議席、40議席、甘い設定。

〇自民、過半数割れ、どうなる 「1分12秒」

 人事の口出し、岸田卸が出る。

              

「感想」

①同性婚、LBGTなど野党と公明は手を挙げる。自民は上げていない。

②自民だけでなく、各党のラインも紹介すべきだ。

③自民だけに焦点を当てているような偏りを示す。

④各党のジェンダー問題をインタビューするべきだ。

⑤野党共闘についても言及するべきと思う。

               

             

2021.10.28  増田康雄さん(東京)
◎10月27日(水)放送 TBS「news23」
                                             
キャスター:小川彩佳、国山ハセン
〇東京5区 野党共闘の象徴区 【4分9秒】
 自民 若宮候補 野党の統一候補に危機感を持つ。
 立憲 手塚候補 野党統一候補の象徴区 手応がある。
 維新 田淵候補 医師、スタッツフからコロナ感染者が出る。活動休止中。
                                      
「感想」
 〇各候補の政策を時間かけて紹介するべきと思う。
 〇各政党の党首にインタビューしてもよい。
 〇時間をかけて、有識者の声や市民の期待の声を紹介してほしい。
 〇野党共闘の意義を分析するべきと思う。
                                 
                          
2021.10.27  渋沢理絵さん(東京)
◎10月27日(水)放送  フジテレビ「news イット!」
             
 10月27日(水)午後15時45分に始まるフジテレビ「イット」を視聴した。
 番組は“選挙割り”について放送。
飲食店の「平田牧場」で衆議院議員選挙の「投票済み証」を提示すると、「金華豚厚切りロースかつ膳」などが半額で食べられる。“選挙割り”は衆議院議員選挙及び酒田市議会議員選挙を対象に、10月25日(月)から翌週末の11月7日(日)までの期間限定で全国の直営店において実践される。投票を済ませ、店員に「投票済み証」を見せることでお得に半額でロースかつ膳が食べられる。ただし、このサービスをやっている店舗とそうでない店舗があるそうなので、事前にサービスが受けられるかを確認したした方がいい。
番組の中で店員は「より多くの方に今回の選挙に注目して頂き、より多くの方に投票して頂きたい」と述べていた。
 私はいい試みだなと思う。投票して、安くごはんを食べられるなんてラッキーだ。
平田牧場は“選挙割り”を通じて選挙を応援しているな、すてきなサービスだなと思った。私は別に割引がなくても選挙に行こうと考えていたが、選挙にあんまり興味がない人も「お得に食べられるなら、選挙行っとくか」となるかもしれない。
こういう試みで投票率が上がればいいなと思う。
          
             

2021.10.27  増田康雄さん(東京)

◎10月26日(火)放送  TBS「news23」

               

〇参院補選~与党1勝1敗 【1分40秒】

 山口補選 自民勝利  岸田総裁、静岡は残念。

 静岡補選 野党 総選挙につなげたい。

〇東京8区 三つ巴の闘い【4分45秒】

 自民 石原候補 共産,立憲の統一候補に負けられない。危機感。

 立憲 吉田候補 野党統一候補 

 維新 笠谷候補

 統一に山本太郎の立候補に違和感。取り下げる。

                 

「感想」

①参院補選 野党に勢いが出る。

②東京8区、自民、野党の統一候補に危機感。

③野党の統一候補、山本候補の取り下げに安堵観。

④維新の候補、学生時代のビデオ公開、なんの意味があるのか疑問。

           

                 

2021.10.27  五十嵐吉美さん(「放送を語る会」会員)
◎10月26日(火)放送 テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」
◆はじめて投票する知人の娘さんが、「総裁選の時のように、総選挙のことをもっとテレビでやってほしい」と。選挙報道は薄く、
 争点もわからず、ニュースでは各党首の街頭の訴えの様子だけ。又は激戦区の紹介にとどまっているのが現状である。
◆たまたまつけた朝の番組「羽鳥慎一モーニングショー」で、コロナ緊急解除後の東京の盛り場の対応などにつづいて、スタジオに
 憲法学者の木村草太氏と、もう一人何かアクションを起こしている慶応大学の女子学生?をゲストに、火曜日のレギュラーコメン
 テーター菊間千乃弁護士、が出席して、憲法をテーマに掘り下げていた。
              
 テレビ欄では「衆院争点第5弾」と銘打っていたので、それ以前を見ていないのが残念だった。
第4弾(月曜日)は「経済長い低成長から脱却は」であった。
               
◆26日放送の「憲法」では、身近な問題のコロナのことを入口に「今の憲法で日本はロックダウンはできるのか?」から始めてい
 た。菊間弁護士は、法律は人々の行動をしばるものだが、憲法はそもそも国家を縛るものだから、法律で対応できると主張。
 北朝鮮のミサイル発射に対し、敵基地攻撃能力保有は9条との関連で自衛のためと許されるのかどうかをめぐってスタジオでは
 かなりパネルを用意して、説明した。
 羽鳥氏が9条条文を読み上げて、政府見解の是非を問うた。主権国家としては自衛権は認められていると、スタジオで討論。
 木村氏が「日本への攻撃の意図がない国を攻撃することは違憲である。相手に武力攻撃着手があるかどうか、実際にはそれを見極
 めるのは慎重な判断が必要、それを誤ると先制攻撃になる」との見解、そこで彼は安保法制が集団自衛権を容認したのは違憲だと
 も述べた。
◆興味深かったのは、慶応大学学生の見解。そもそも相手の国と仲良くしようというゴールを目指してどうすべきかを論じることが
 基本だという趣旨の見解を述べた。すると玉川氏がそれをうけて、アメリカとは敵ではないから、攻撃するとかにはならない。
 どうしたら仲良くなれるかというゴール、それが平和を願う9条だ、と論じたことは、若い人の感覚のきわめてシンプルな物言い
 であったが核心だったと思う。
(録画もせずに、感想的に書いているので、不正確かもしれません。)
                
                        

2021.10.25  今井潤さん(東京)

◎10月19日(火)放送 NHK「ニュースウォッチ9」 

                                   

総選挙公示日
私たちの選択は 12日間の選挙戦
               
街の声
(渋谷)女 皆苦しんだのはコロナだ
(松山)女 年金取りすぎ、保険取りすぎ
(大阪)男 尖閣列島、防衛しっかりして
バス会社 去年より収入4割減った
(不安の声も)
(渋谷)女 給付金の財源をどうやって確保するか説明して
(名古屋)男 公約はできることを
やってくれる人がいい
                 
スタジオ  和久田、田中キャスター
~公示日の各党の訴えは~
(岸田)成長と分配の好循環を実現させる
(枝野)アベノミクスは大企業と東京が潤った、まっとうな政治を
(山口)未来応援給付金10万円
(志位)安倍、菅政権を引き継ぐ岸田政権に政治を任せられない
(松井)税金の使い道を見直して財源を確保する
(玉木)ウソや偽りのない政治を取り戻す
(山本)消費税を廃止する
(福島)社民党生存のための政権交代を訴えていく
(立花)受信料制度をもっと公平にするためにはスクランブル放送を
                 
スタジオ
~記者の分析~
徳橋(与党キャップ)政権継続の必要性
徳丸(野党キャップ)政権の対応が後手後手
             
~今回の総選挙の解説~
465議席  小選挙区289、比例176
注目の選挙区 北海道4区・兵庫7区・沖縄2区
それぞれの立候補者の顔を出し、特徴を解説する
~記者の分析~
徳丸(野党キャップ)野党一本化の選挙区が280分の210、与党を過半数以下に追い込みたい
徳橋(与党キャップ)自公が連立組んで22年になる、野党共闘は選挙目当ての野合だと批判している、
          また、野党が勝った場合も安定性を欠くという指摘もしている。
勝敗ライン
自公は過半数233を目標
4年前は野党側の混乱で与党側が圧勝したが、今回は議席の維持は容易ではない
               
~選挙への関心は~
NHKの世論調査では
投票に行くか 必ず行く56%、行くつもり29%
前回投票率53,68%
(番組冒頭から25分42秒まで)
                
《モニター者の評価》
街の有権者の声は政権批判の感じがでていて、正常。
政治部の与野党キャップの解説は

野党が共闘で与党を過半数に追い込む姿勢を指摘、与党も野党が勝った場合を想定していることを認識していると  

              

                                     

 

 

2021.10.25  五十嵐吉美さん(「放送を語る会」会員)

◎2021年10月24日(日)午後9時30分放送 「サンデーステーション」(テレビ朝日)
                     
◆前から日曜日の夜の報道番組がないことに、重大な事故が起こったりした場合は、どう対応するのだろうと疑問に思っていた。
午前の「サンデーモーニング」や夕方の「真相報道バンキシャ!」は、日曜日の番組として、視聴率「TVランキング」ではいつも
かなり高い視聴率をたたき出している。それは、見る側にとってそれだけ有意義な番組であることを数字で表していると思う。
 それで報道番組がNHKをはじめ各局手薄になる土曜、日曜日、テレビ朝日の「サタデーステーション」「サンデーステーション」の放送を歓迎する一人であった。
◆10月24日は、最短の選挙期間で31日日曜日には投開票になってしまうラストサンデーのわりには、各政党の選挙政策やたたかいを報道する番組は少なく、「サンデーモーニング」「日曜討論」のあとは、「真相報道バンキシャ!」のほかNHKの定時のニュース番組しかないなか、「サンデーステーション」は選挙報道をわずか15分ではあるがおこなったことは貴重であった。
◆キャスターは歯切れのよい小木逸平と落ち着いている森川夕貴、コメンテーターは共同通信編集委員・太田昌克氏。
◆9政党の党首それぞれの選挙活動と、その主張を街頭演説から拾い出し、時間配分は政党の議席数で少数政党は1分あるかないかの時間しかあたえられておらず、わずか一節でというのが残念だった。
 さらにそれぞれが街頭演説なので一方方向である。この間のコロナ対策の検証や、経済政策や消費税、気候危機への対応、若者の自殺やジェンダー問題など、スタジオで掘り下げてほしい問題が山積しているが、問わず語らず。小木キャスターがコメンテーターに「まだ投票先を決めていない人に対し判断の基準はなにか?」と問うて、太田氏が「政治のオーナーである国民、大事なことは政治の主権者意識をもつこと」と答え、「5つの政党の候補者一本化は数合わせというが、……」何を言おうとしているのか、家事をしながら流して聞いている私にはわからなかった。
◆そのあとに東京8区の激戦区の、自民石原伸晃氏、統一候補の吉田晴美氏、維新候補者みつどもえの立候補者紹介。
 石原陣営の敵意むき出しの危機感、それもそのはず4年前にもし統一していれば石原氏は落選した投票数の結果を示し、今回は市民連合の共通政策で立憲と共産党の候補者が一本化した経過、れいわ新選組の山本太郎氏立候補取り消しなどなど、立候補者へ細かく取材しての8区の厳しい実情を報道して全体で15分の構成であった。

◆誰に投票したらよいかもわからない有権者を想定して、もっと各選挙区の情報を、オリンピック報道くらい時間を割いて放送すべきではないのかと感じた日曜日だった。

                   

                                                              

2021.10.22   渋沢理絵さん(東京)
◎10月21日(木) 報道ステーション(テレビ朝日)
                  
  東京大田区の町工場で働く小野信太郎さんのご意見。「売り上げが5割減った。この工場は自分の代で閉めようと思っている。コロナで受注の回復が見込めないからだ。

 今回の選挙では、中小企業にちゃんと手当てをして、やるべきことをきちんとやってくれる党に1票を投じたい。」と仰った。
ものづくりの火を消してはいけない。ものづくりの技術を廃れさせてはいけないと私は思う。
 日進工業の竹元盛也さんの今回の選挙について「迅速な決断ができる人。外交にも力をいれてほしい。国のトップと膝付き合わせて約束を取り付けることができる人に1票を投じたい。」と仰った。
 国のトップに約束を取り付けることができるぐらいの実行力のある政治家に私も投票したい。短い選挙期間に、立候補者一人一人の演説から見極めることは難しいかもしれないが、見極めたい。
 鷲津製作所の伊奈勲さんは「海外に行かないで、日本において技術を磨けばよい。個人で持つ技術を守ることが大事だ。
技術は1年や2年で覚えることもできないし、下手すりゃ何十年もかかる。それを国がちゃんとサポートする。研究にお金を出し、国が守るべきだ。」と仰った。伊奈さんの仰るように、技術者は研究にはお金が高くかかるので、研究費が安い日本ではなく海外に研究者が流れてしまい、日本に残る技術者は減ってしまうと思う。減ってしまうと日本の技術のレベルは向上しない。海外に技術を持った研究者が流れてしまうのは日本にとって、もったいないことだ。

 伊奈さんは「技術の研究にお金を出す党に1票投じる」と仰っていたが、私はその意見に同意する。
スタジオの大越キャスターが「町工場には技術がある。技術を絶やさないように力をいれるべきだ」と仰っていたが私も同感だ。

                  

                     

2021.10.21    増田康雄さん(東京)

 ◎10月20日(水)放送 TBS「news23」    

キャスター・小川彩佳、国山ハセン
〇衆院選 期日前投票始まる。「選挙関連44秒」
 30日まで,時間午前8時30分~午後8時まで
〇投票した人インタビュー・「投票率が上がるとよいです。」
〇2017年の衆院選挙‐期日前投票―2137万9000人。過去最高。
〇政府は積極的期日前投票を呼び掛ける。
「感想」
① 放送時間、44秒は短すぎる。
② 各党の諸政策を細かく紹介すべきである。選挙期間でもある。
③ インタビュー者をもっと増やすべきと思う。
④ 政府も期日前投票を呼び掛けているのだから、もっとPRするべきと思う。
⑤ 投票率を上げるべきなので、丁寧に時間をかけて、構成を考えるとよい。

 

 

2021.10.20  増田康雄さん(東京)

◎10月19日(火)放送  TBS「news23」

    

キャスター・小川彩佳、国山ハセン、星浩

〇公示・投票で変えたい、新型コロナ現場の声、選挙関連時間【17分】

 ミニシャッター・ワクチン接種証明書の導入、

 多忙極める医療現場、コロナ後遺症外来病院では一日でオンライン診療20件から30件見ている。

 コロナ対策が必要だ。対象者は20万人がいる。

〇第49回総選挙、定員小選挙区289人、比例176人に対し,立候補1000人以上。

 各党首、訴えるもの、自民・岸田、立憲・枝野、公明・山口、共産・志位、維新・松井、

 国民・玉木、社民・福島、れいわ・山本、N党・立花の9人が登場する。コロナ対策や経済政策、子育て対策を訴える。

〇シングルマザー、酒類卸店主のインタビュー有。

〇東京都認証店、酒提供は午後8時まで、営業は午後9時まで。25日以降、全面解除。

〇飲食店長インタビュー・「協力金不足、政治への意識が起こる。コロナ後、経済対策を知っかりしてほしい。」

〇投票を上げる動画に注目。

〇若者の投票率。2017年 20代34パーセント、30代45パーセント。政治に無関心、当たり前。勝敗のカギは「若者の政治参加」。

 全世代54パーセント。若者は身近な問題で高まってくる。

〇各党の政策をパネルで紹介。既得権益から未開の荒野を争点で示すこと。若者をタ~ゲットとにする必要がある。

「感想」

① 若者への政治参加を訴えることは評価したい。

② 各党の政策紹介は時間をかけてほしい。

③ 街の声は各世代の声を取り上げてほしい。

④ 各党首の意見は時間が短い。

⑤ 各地の選挙活動を紹介してほしい。

              

                   

 

2021.10.19  五十嵐吉美さん

◎10月19日(木)放送  NHK「ニュース7」

                                                

 夜7時、機械的にNHKニュース視聴。始まったと思ったらいつの間にか「各党首に聞く」が始まっていた。(すみません)  「各党首に聞く」は記者のまとめをふくめ1時間30分。

 それぞれの持ち時間は、議席数に応じた時間配分で、それは問題ではあった。(自民党??25分はあったか、立民14分、

公明8分、共産7分、維新6分、国民5分、れいわ、社民などは2分間しかなかった)。

 政治部記者とNHKのアナウンサー2人による質問は準備されていてよどみなく、嫌味なし。耳に聞きやすく淡々と進行された。

こちらが聞きたいことを適格に各党首に質していたように思う。

――各政党の政策を踏まえながら———、

・何が問われる選挙か?

・政権のスタンス、野党連携、政権構想、他党との連携

・経済政策

・コロナ対策

・政治とカネ

・憲法改正

・獲得目標

等の項目を、その政党の政策に絡めて、持ち時間に合わせて質問を設定していた。

放送時間も1時間半をとっていたので、落ち着いて聞くことができた。

各党首に対する質疑応答のあとに、記者からまとめ発言があった。

発言のポイントをまとめ、コロナ対策における経済政策では、分配重視、減税・免税などを共通に掲げているが、

どう実現させるのか? と…。

そして今回の選挙は「政権選択選挙――この4年間の安倍・菅政治が問われている。今後のかじ取りをになう政権を選ぶ選挙で

ある。」と指摘した。                                         

 

◇このあと北朝鮮のミサイル発射のニュースが続いた。

                      

                 

2021.10.19  アーチャンさん(大阪) 
◎10月19日(火)8時~  テレビ朝日 「羽鳥慎一モーニングショー」  
                   
 衆院選 きょう公示 現金給付など各党財源は?
 いま話題の「バラマキ合戦」について、経済評論家の加谷氏と34歳の起業家の安部氏を交えて深ぼり。
レギュラー陣は菊間弁護士と玉川氏。
 各党のコロナ禍の補償政策を紹介した後、焦点は国の借金-国債1200兆円が世界でも突出していることで激論。
菊間氏は過大なインフレにならなければ債務超過も可とするMNT理論への見解を質したところ、加谷氏はアメリカのスタグフレーション時の例を引きながら、インフレをコントロールする事の難しさを指摘していた。
(そういえば、安倍政権も長期にわたりインフレを目指したが一向に目標達成できずに退陣。)
 矢野財務事務次官の「バラマキ合戦」批判について加谷氏は、マスコミで個人発言的に扱われている側面があるが、財務省の見解で麻生元財務大臣も了承と推測。更に財務省に向けて、過去の各省庁への予算配分という「バラマキ」が経済停滞解消に一向に寄与出来なかったことをチクリ。
 一律給付への是非も検討され、余裕のある人は年末調整で回収するとか、生前遺産相続で次世代へ向けて優遇税制の検討や子育て世代へ社会保障費関連税を半減するなど、将来不安から消費にお金が回らぬ悪循環解消へ具体策の提案もなされていた。
 「ワニの口」が塞がらない問題について、国債の格付け低下は金利上昇をまねき国の利払いが膨大になり予算を組めなくなることが最大の懸念材料とのこと――深刻な国状に溜息。
他国でも財政逼迫を抱えており財源確保へ向けて、アメリカでは法人税率の引き上げ、イギリスでも同様の富裕層増税の方向。
ところが日本では岸田氏が総裁選まえに金融所得課税を訴えていたが、総裁になるなり財界からの一言で臆面もなく即取下げ。
(このあからさまな大企業優遇姿勢、まさに開いた口が塞がらぬのは国民。)
 戦後、預金封鎖や国民資産の没収-最大税率90%の財産税など、経済回復に至る国民への過激この上ない負担の歴史を紹介。
起業家の安部氏は選挙へ向けて国民に耳の痛い話を避けず、きびしい現実を明らかにしながらどう対策するかを公約すべしと金言。加谷氏は政府の財政政策とか金融政策で経済成長するのではなく、時間がかかるが民間の活力上昇が大切と締めていた。
 なんといっても日本経済の発展は経済比重の高い中小企業の活力や国民の所得上昇による消費の回復にかかっていると思われる。
その活力の復活を目指し、大企業べったりの自民党政権にキツ――イ、お灸をすえる選挙にしたいもの。
 他局に見られぬ総選挙への熱血討論に拍手。
                               
                       

 

2021.10.19  渋沢理絵さん(東京)
◎10月14日(木)放送 テレビ朝日「報道ステーション」
                                   
 10月14日木曜日の報道ステーションを視聴しました。
                             
 各政党の代表者が討論会に参加しました。
討論会の冒頭で「各党の最も訴えたい政策は?」と大越キャスターに聞かれ、各党それぞれが述べましたが、
公明党の政策で未来を担う子ども達に“子育て世帯向け給付”がありました。
“子育て世代向け給付“とは、0~18歳までのすべての子どもに対し、一人一律10万円相当を支給するとした政策です。
私はこの政策に疑問があります。
コロナ禍において、お金に困窮している人はたくさんいます。困窮しているのは子育て世帯だけではないです。
子育て世帯以外にもたくさんあります。給付の対象が子育て世帯になっていることが疑問です。
子育て世帯に子どものためのお金を支給したところで、使うのは親なわけで、子育てという本来の目的のために
使われているお金がどのくらいあるのかも疑問です。
             
 「政権交代について具体的に野党はどういう協力をするのですか?」と問われた共産党の志位氏は
「野党で共通している政策を実行する」と発言。
野党の政権交代のために共通する部分はあるので協力するという姿勢に自民党、公明党、日本維新の会は否定の立場をとり、
日本維新の会の松井氏は番組内で「政権交代のための野党協力はありえない」と述べました。
社民党の福島氏は「生存のための政権交代」と述べ、各党の意見はバラバラです。
私は野党の主義主張が異なるから協力できないのではなく、大きなくくりでいう《政権交代を目指す》という点では
一致していると思います。
政権交代のために一致団結して与党に挑んでいる野党を私は応援します。
野党協力はおかしいこと、ありえないことではないと思います。
             
 「成長と分配」の議論で、共産党の志位氏は分配の中身がゆがんでいる。大企業が分配を一人占めしており、
市民に利益が回らないと訴えました。
立憲民主党の枝野氏も「分配にゆがみがあり、成長していない。大企業だけを豊かにした」と指摘しました。
私は大企業だけが潤うのではなく、中小企業や小売り店も潤う仕組みでないと意味がないと考えます。
平等に潤う仕組みはないかと考え中です。
              
 “バラマキ批判“、財政破綻についても議論がありました。
野党は与党の大企業には負担をかけない所が残念だと批判し、自民党の岸田氏は「国民に負担して頂きます」とは
言いません。国民に優しいことばかり言っていると批判しました。
私は優しいこと、いいことばかり言うのではなく、言いたくない負の側面も言うべきだと思います。
「こういう理由がありますので、すみませんが負担して頂きます。」というきちんとした説明があれば、
国民は納得して負担すると思います。
きちんと説明をしないでいいことばかり言い、国民をそそのかすみたいなことはやめて下さい。
私達にもちゃんとわかるように説明して下さい。
                 
 私が視聴した10月14日(木)放送の報道ステーションは選挙報道の一側面でしかないので、他の番組から発する
メッセージは異なります。
今後も選挙をメディアがどう伝えるのか気を付けて見ていきたいです。
           
            

 2021.10.17  今井  潤さん(東京)

◎10月14日(木)放送 NHK「ニュースウォッチ9」
                    
*和久田麻由子アナ、田中正良記者
  松谷豊政治部長
衆院本会議で解散の儀式があり、実質的な選挙活動に入った。
                   
*各党の動き
 自民・岸田首相
  会見「コロナ対策、経済対策を講じていかなくてはならない、成長も分配も実現を目指す、今回の選挙は未来選択選挙です」
 公明・山口代表
  「コロナ克服日本再生選挙」だ
 立憲・枝野代表
  「9年間も成長できなかったことへの反省もない、日本が経済立て直すができない」
 共産・志位委員長
  「岸田さんはアベノミクスの3番煎じ、政権交代をはじめよう」
 日本維新の会・片山共同代表
  「是々非々主義でいいことには賛成し、悪いことには反対してチェックしていく」
 国民・玉木代表
  「コロナで傷ついた経済を救う、徹底的に日本経済をあたためていく」
 令和新選組・山本代表
  「この解散は棄民解散、民を捨てる解散だ」
 社民党・福島党首
  「安倍菅政権をそのままにしたボロ隠し解散だ」
 NHKと裁判してる党弁護士法72条違反・立花党首
  「過半数の国民がスクランブル放送を望んでいる中で、選挙戦を戦っていく」
                                        
解散時の衆院の勢力図をアナが説明する
*スタジオ
 和久田アナと松谷政治部長の解説
 国民は今回の選挙をどうとらえているか
 NHKの世論調査では
 投票に行くか、必ず行く52%
 4年前は必ず行く53%で実際の投票率は53・68%と戦後2番目の低さだった
                    
*街の声
 (夫婦)国民の義務と思い、必ず二人で行く
 (青年)行かない、誰がなっても一緒かなって
 (中年男)今回は行く絶対に、政治家のための日本でなく、国民全体の日本にしてほしい
 (中年女性)もうちょっと現場に寄り添ってほしい
 (若い母)未来の議論をする人が議員になってほしい
                  
*スタジオ
 松谷政治部長
 NHKの世論調査で岸田内閣が安倍・菅内閣を引き継ぐかという問いに、引き継がないほうがよいが半数を超えた岸田内閣が政策
 や理念でどう独自カラーを打ち出せるかがこれからの課題となりそうです
 野党はどうか
 世論調査では立憲が6・1%で自民の41・2%に水をあけられています
 どのような議論が必要か?
 コロナで私たちは歴史的な転換点に立っています、外交安保では米中の対立の中、最大の貿易相手国の中国とどう向き合っていく
 のか、日本を取り巻く環境の変化への対応も求められている、政治には日本の信頼をかてとして、その実力が問われていると思い
 ます。
                                                    
 解説した松谷政治部長は今までのような政治部出身でないので、多少期待感はあったのですが裏切られました。
我々の知識以上の情報はなかったからです。
しかし、街の声はいつもと違って、今の政治を批判するかのような声があり、久しぶりのヒットでした。
現場の記者かディレクターの意気込みを感じました。
20分間でした。
             
                  

 

2021.10.17  増田康雄さん(東京)
◎10月14日(木)放送 TBS「news23」
                       
キャスター・小川彩佳、国山ハセン 政治部長・遊佐勝美、星浩
「ニュースの項目」
①衆議院解散・告示10月19日、投開票10月31日(1分15秒)
②街の声(3分39秒)
③与野党、9党首が激論、(51分18秒】
自民・岸田,立憲・枝野、公明・山口、共産・志位、維新・松井、国民・玉木、社民・福島、れいわ・山本、N党・立花
《討論のテーマ・学生側からの質問》
①現金給付の必要性、
②その財源は、
③子育て、出産育児しやすくするには。
④若い世代に訴える。局側からの提案。
《討論での主な意見》
〇給付の必要性―各党とも必要性を強調する。
〇財源―国債発行、富裕層から公平負担、法人税を上げる。消費税5パーセントに下げる。消費税0にする。
〇子育てー環境整備する。教育費の無償化、保育制度、学童クラブの充実、長時間労働をなくす。税金の控除、
〇若い世代の訴えるー政治に関心をもって頂きたい。政治に無関心は生きてゆけない。
 若い人の声を大切にしてゆきたい。政治の主役は若い人だと言える。
 若い人に気候変動について考えてほしい。気候変動の危機感を若い人の呼び掛けたい。2030年までにCO2を減らしたい。
「感想」
①多義にわたる戦挙の課題を取り上げてほしかった。
②学生の質問を取り上げたのよかった。
④市民の声を討論に反映してほしかった。
⑤各党の政策、時間かけて聞く努力が欲しい。
9党の党首を読んで意見を聞くのもよかったが発言が50秒の制約があり十分ではないと思う。
          
                            
                   

2021.10.16   山村惠一さん(大阪)

◎10月16日(土)放送 TBS「報道特集」 17:30~

 

 実質、選挙活動に突入した中、「インターネットの負の側面」として、ネットのフェイクニュースを取り上げた報道特集に関心を持った。香川1区の平井元デジタル大臣(自民)、小川淳也(立憲)に維新の候補の選挙活動のなかで、ネットを活用した選挙活動を紹介したあと、過去の例として、広島の河井案里候補のフレームアップがあったことや、「近財職員は杉尾秀哉や小西洋之が1時間吊(つ)るしあげた翌日に自殺」したと個人を貶めるなどの、フェイク投稿が昼間の時間帯に集中していることで、発信元が法人で組織的であることを示唆していた。さらに、「琉球新報」がフェイクニュースに迫ったファクトチェック活動から、裏を取るマスコミに課せられた役割を示している。匿名をいいことに偽情報に振り回される選挙となれば、民主主義の崩壊につながりかねない。マスコミも有権者もフェイクを見過ごさないことが重要ともしている。

 これまでも選挙でデマや怪情報、相手を誹謗中傷すること多々があったが、その媒体は印刷物名などで犯罪の証拠にもなるため

多少の抑止効果もあったが、誰でもがいつでもどこでも発信できるインターネットのなかでは、一旦、ネット空間に流された偽情報は取り消すことができずその大本を特定することも困難である。

 こんな世界で、マスメディアはあくまでもファクトチェックが効いた正しい情報流し続けることが、愚直だがこの道しかないとも考えさせられた。

 

 

 

2021.10.15  アーチャンさん(大阪)

◎10月14日(木)放送 「キャスト」 ABCテレビ 1545分~19時放送

                 

 国会解散の当日「異例の短期決戦へ!各党の戦略は?」と題して選挙ニュースのコーナーが始まったが、いきなり安倍元首相に「何解散?」と尋ねるスタートは、いかがなものか?  

 続く各党首の訴えを紹介した後、目を引いた話題は、維新と政権との蜜月問題。

2018年のカジノ法案成立へ向けて維新の政権への援護射撃や橋下元市長・松井市長と安倍元総理・菅元官房長官の会食場面の映像

などを紹介、安倍政権への癒着ぶりを強調していた。 

 ところが、岸田政権に代わって松井市長が「新資本主義」は不可解との発言に政権批判へ変身かと思いきや案の定、解散のこの日、馬場幹事長へ木原コメンテーターがインタビューすると「自民党が過半数割れし政権運営が出来なければ、自民党の国のかじ取りに参画することもありうる」と公然と爆弾発言。

 「維新」はふたごころを意味する「異心」に看板の架けかえも時間の問題か!!