2021年 8月25日  今井 潤さん(東京)
◎8月22日(日) 放送 NHK-Eテレ バリバラ「”2.4時間テレビ”  誰ひとり取り残されないSDGs」(144分)
                              
 生放送の浜辺のスタジオに、
山本周、秋元才加(俳優)、玉木孝則(障害者)、畑俊幸(障害者)、伊藤雄幸アナのほか、ジミー大西やタレントの出演で
日本が抱える不都合な有様を面白く表現する番組だった。
                                      
(1)レギュラー出演者の玉木が小学校の給食の時間に参加して、身障者の行動についての児童の反応について記録した。
(2)アイヌ民族の問題
   ミュージシャンのОKiさんの演奏とアイヌとしての生き方についての話。上野風花という大学生はマンガ「ゴールデン
   アイヌ」で自分のアイデンティティを見つけたといい、今はアイヌ文化を勉強していると語る。
(3)日本に住む外国人を考えるコーナーだった。日本に住む288万人の外国人にはそれぞれ苦しい体験があり、
   パキスタン人の紹介をして、何が問題かを提示した。
   最後はジミー大西の描いたひまわりの絵が人と人とのつながりを意味するという話でまとめた。
                             
 この「バリバラ」は部落問題や民族差別問題などテレビではタブーとされる問題を取り上げ、スタジオに部落出身の若者を
登場させるなど「革命的な」番組を作ってきたが、今回の番組も、外国人労働者問題、アイヌ問題など、NHKスペシャルにも
なるテーマをショー形式で提示した意欲作で、高く評価したいと思う。