2021.3.13  K.O.(和歌山)

 

報道ステーション 福島原発、廃炉後の姿は・・・廃炉の終着点」 3月12日放送

 

昨日、3/12(金)報道ステーション「福島原発、廃炉後の姿は・・・廃炉の終着点」企画は良かった。スタジオ内に福島第一原子力発電所で発生した炉心溶融(メルトダウン)など一連の放射性物質放出している箇所などセットで説明し、実際の高放射能を放出している原発事故現場を富川アナウンサーが放射線検知器がピーピーと鳴っていながら現場リポート。迫力があった。

原発事故スタジオセットとロボットアームなどCG合成の演出も良かった。

メルトダウン物資だけでなく建築物含めた膨大な放射能汚染物はどのように処理するのか。完全除去には100年~300年かかるとも・・・。 

脚本家・倉本聰さんがリモート出演。「廃炉というのは、・・・視察に行ったとき、ビルが建っていて、「これは何ですか」と聞いたら、「廃炉のための会社だ」と言われた。そこで何をやっているのかわかりませんが、私が一番、気になるのが、高レベル放射性廃棄物。土も水も含めて、最終処分場が決まっていないことです」と。「みんな最終処分場が来るのは嫌です。ただ、電気を付けて、生活の中で出たもの・・・(処分場を)日本人は誰も引き受けない。これは卑怯に思えてしょうがないです。再稼働をやろうとしているのに、例えば、なぜ、前の総理は自分のところに最終処分場を持って来ようと言わないのか」「フィンランドでは原発をつくるときに、ごみの処理をするということが条件になっているが日本では、全然できていない。日本人全員が逃げているわけです。僕も含めて、恥ずべきことだと思います」「この(廃炉)問題は、みんなが責任を持ってやらないと恥ずかしいと思います」と締めた。

→いやー、実に明快な応えでした。「原発は止めるべし」の強い言葉も欲しかった。

 

 

NHKスペシャル 選「廃炉への道」2015「核燃料デブリ未知なる闘い」の再放送で学習したい。 NHK+の配信期限は3/18(木)2時41分まで。