「かんぽ生命保険の不正販売」(クローズアップ現代+)報道に対し、郵政グループからの抗議にNHKがインターネット動画の削除、続編の放送を延期し、委員会の採決もせずに石原進経営委員長が上田会長に「厳重注意」をしました。外部からの圧力で番組の自主編成が脅かされる事態に、NHKの自主・自律が揺らいでいます。
この問題に、国会で野党議員合同によるヒアリング(11/4)がおこなわれ、参院会館で開かれたシンポジウム(11/5)などで、この問題の経緯が明らかになってきています。
放送法に抵触する行為の石原進経営委員長の辞任を求める署名活動に賛同をお願いします。(経営委員長退任で署名活動は中止となりました)
◎『11・3おおさか総がかり集会』で署名&宣伝活動
11月3日、大阪・扇町公園で開かれた『おおさか総がかり集会』会場入口で、「石原NHK経営委員長・辞任要求署名」の訴えと、放送を語る会の「経営委員会への申入れ文」、「これでいいのか日本のメディア⑤(11/17)」の案内チラシも配布。 この行動には、「放送を語る会・大阪」「NHKとメディアを考える会・兵庫」「NHK問題大阪連絡会」の三団体15名が参加しました。 署名は618筆、申し入れ文書と案内チラシは準備した500枚全てを配布。
●石原NHK経営委員長・辞任要求署名
(改訂版)
会長厳重注意を決めた経営委員会の『議事録はない』との説明から一転して、記者会見(10/15)で議事録があったと釈明。事態の変化を受け、署名用紙が一部改訂されました。また、新たな賛同団体も加わっています。
署名用紙・改訂版をダウンロードしてください。
(注)改定前の署名用紙も有効です。
放送を語る会は2日、「かんぽ不正問題」報道に関連し、会長に「厳重注意」処分を行った経営委員会に抗議し、石原委員長の辞任を求める文書をNHKに提出しました。
関西でも「NHKとメディアを考える会(兵庫)」など5つの団体の代表が、NHK大阪放送局を訪れ石原委員長の辞任と、自主・自律を守れなかった上田会長に対し、視聴者と番組制作者に謝罪を求めました。
(放送法)
3条(放送番組編集の自由)
放送番組は、法律に定める権限に場合でなければ、何人からも干渉され、または規律されることが
ない。
32条((経営)委員の権限等)
委員は、この法律またはこの法律に基ずく命令に別段の定めがある場合を除き、個別の放送番組の
編集その他の協会の業務を執行することができない。
2. 委員は、個別の放送番組の編集について、第3条の規定に抵触する行為をしてはならない。